日本人選手の活躍が活力になる

冬期オリンピック、WBCが終了しましたが、日本人の活躍に目を見張ります。特に、スノーボードやフィギュアスケートといった競技は、もはや日本のお家芸になりつつありますね。これからも、大リーグやサッカーワールドカップ、バスケットアジア予選など、楽しみな競技が続きます。日本人が各地で歓喜するシーンが目に浮かび、期待しないわけにいかないですね。

なぜ、ここまで活躍できるようになってきたのでしょうか。一つには、科学的なトレーニング方法や指導者が育ってきたことでしょう。山本由伸投手を指導している矢田修氏のメソッドが、世界中から注目されるようになってきました。特定の筋力を鍛えるよりも、数百ある筋肉をどのように連動させるのか、そのためのトレーニング手法だというのです。スノーボード競技もすごいことになっています。男女2人の金メダル者を出した佐藤康弘コーチも有名な指導者です。更に、日本の技術が詰まった最新式の練習場である「熊谷クエスト」の存在が大きく、夏にも使え、雪と同じように滑れるといいます。個人の努力や才能だけでなく、指導者をはじめ、専門的なスタッフによる協力体制が、世界を制する鍵となってきていると感じています。いわゆる、「チーム○○」といった仕組みです。

二つ目が、メンタルの強さです。どの競技でも、最後まであきらめない、逆転劇を信じて、自分ができることを確実に行動へ移しています。これも、国を挙げて、脳科学や心理学に基づく「メンタルトレーニング」を行っているからです。ここまでメンタルが強くなった日本選手がどんどん出てくるのは、間違いなく、世界で最も進んでいる仕組みを持っているということです。三つ目は、平和であるという事実ですね。命に危険を感じるようでは、スポーツに力を入れることもできません。平和な日本という土台が、90年間も存在するからではないでしょうか。

しかし、最も大事なのは「思い」ではないかと思っています。「世界一の野球選手になりたい」「もっと、もっと上手くなりたい」「世界ナンバーワンチームになりたい」「子どもたちに夢を与えたい」「このスポーツの競技人口を増やすために、活躍したい」など、明らかにひとり一人から強い思いが見えるのです。それも、個人的な欲だけでなく、社会的に貢献するための欲に感じるのです。
私たちの住宅業界は、少子高齢化の波や経済環境、職人不足など、先行きが厳しいと言われていますが、社会に貢献するという欲を持つことはできます。省エネや創エネは、まだまだこれからです。地震大国である日本において、大震災時に「命を守る」家作りは、充分な状況になっていません。相続不動産、空き家問題も解決の糸口さえ見えていないのです。そのような中から、一つだけでも良いので、強い「思い」を持っていただきたいのです。

そして、協力体制を構築することです。今の取引先だけでなく、アンテナを高くし、あらゆる業界から知識やノウハウを持った人材を集めると良いと思うのです。耐震であれば、木耐協という組織を活用するのも一つの手だと思います。断熱改修であれば、住まいるDesignの体験館を活用してほしいのです。創エネであれば、ペロブスカイト太陽光発電の技術が活用できるようになるでしょう。相続不動産や空き家問題解決であれば、地元の不動産業者や税理士などとネットワークを作ることです。

日本人が活躍できるベースには、物事に対する「考え方」もあると考えています。あらゆるものに神が宿り、それらを尊敬する姿勢や、ごみ拾い、謙虚な心、卑怯を良しとしない、恥を知るなど上げたらきりがありませんが、その考え方が良い方向に導いてくれているのではないでしょうか。最終的には、ビジネスも同じであり、こうした考え方や行動基準といったことに活かして行きたいものです。


